2010年7月 キス(なぜ徳川将軍の朝食に必ず出されたか?)

海釣りの好きな人なら夏のキス釣りの醍醐味はよく知っているだろう。しかも、キスは大変美味なる魚である。夏になったら、是非一度は賞味してみたい。こうして今は庶民の味になっているキスだが、徳川時代は将軍の食膳にのぼる高級魚だった。
徳川歴代将軍の朝食には必ずキスの焼いたもの2匹と煮たもの2匹の計4匹が出されたのである。1年365日、毎日必ず出された。なぜキスを食べたかというと、キスという漢字が魚へんに「善」つまり「鱚」とかき、非常にめでたい魚とされていたからである。それにしても、いくら美味なる魚といっても、毎朝というのはどんなものだろうか。渡しなら、いいかげん食傷してしまうだろう。