2009年7月 セミ(幼虫はいつ地中から這い出してくるのか?)


夏休みにキャンプなどで早起きすると、脱皮したばかりのセミを見かけることがある。
地下で7年以上を過ごしたセミの幼虫がこんな朝早く脱皮しているのかと、感動した人も多いと思う。
しかし、実際にはセミの幼虫は前日の夕方には地上に出て、脱皮の準備を始めているのである。
セミの一番の敵は昆虫を食べる鳥である。セミは脱皮の間は動くことができないから、その時間(約10時間)が最も危険なのだ。

そこで、セミの幼虫は本能の教えるところに従って、鳥が活動できない夜に脱皮してしまおうと、前日の夕方に地上に出て安全なところにたどり着く。だから、早朝見かけるセミは無事成虫になることができ、いざこれから飛び立とうとしているところなのである。